国立公園(こくりつこうえん)
国が指定し経営管理する公園。自然景観・野生生物を保護しつつ,観光資源としての利用をも促進するためのもの。アメリカの国立公園法にならって法整備が進められ,1931年(昭和6)に国立公園法が制定された。34年に瀬戸内海・霧島・雲仙の3公園を指定,阿寒・日光・阿蘇などが続いた。57年に,それまでの国立公園法にかわって新たに自然公園法が制定され,国立公園・国定公園・都道府県立自然公園をその内容とし,自然公園の行政体系も整備された。環境省が管轄。2014年(平成26)現在の数は31。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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