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獄門(ごくもん)

本来的には検非違使庁(けびいしちょう)の獄屋の門であるが,梟首(きょうしゅ)された首を門あるいは門前の木にかけたところから,斬罪に処せられた首をさらすことを意味するようになった。京都では処刑を鴨川の河原で行い,京中を巡る大路渡しが行われたのち,獄門でさらされた。江戸時代になると,幕府の刑罰体系にとりいれられ,牢内で首を切ったあと,これを俵にいれ,浅草と品川にあった仕置所に運んで獄門台の上におき,3日2夜さらした。磔(はりつけ)につぐ重刑。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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