国民義勇隊(こくみんぎゆうたい)
太平洋戦争末期に本土決戦に備えて組織された国民統合組織。1945年(昭和20)3月小磯内閣が創設を決定。職域・地域ごとに国民学校初等科終了以上で,65歳以下の男子,45歳以下の女子で組織された。内務省の指導の下に都道府県ごとに本部を設置し(本部長は地方長官),大政翼賛会・翼賛壮年団・大日本婦人会などの国民組織がこれに統合された。軍需品・食糧の増産などを任務とし,戦況逼迫の場合には民間戦闘組織に移行することになっていた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう