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国防会議(こくぼうかいぎ)

国防に関する重要事項について審議するため内閣に設けられた機関。1954年(昭和29)防衛庁設置法に国防会議の設置が規定され,56年7月2日公布の国防会議の構成等に関する法律により発足。内閣総理大臣を議長,副総理・外務大臣・大蔵大臣・防衛庁長官・経済企画庁長官を議員とし,必要により関係国務大臣,統合幕僚会議議長などの出席が許され(のち内閣官房長官・通商産業大臣・科学技術庁長官が常時出席),内閣総理大臣は(1)国防の基本方針,(2)防衛計画の大綱,(3)防衛計画に関連する産業などの調整計画の大綱,(4)防衛出動の可否,(5)その他内閣総理大臣が必要と認める国防に関する重要事項について,国防会議に諮らなければならないことになった。86年安全保障会議に改組。2013年(平成25)国家安全保障会議設置法が成立し,国家安全保障会議に再編された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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