741年(天平13)国分寺とともに諸国に建立された尼寺。聖武天皇の発願により,鎮護国家を祈念する場として,僧寺である国分寺とともに設置された。「法華経」の教説に依拠して法華滅罪之寺(ほっけめつざいのてら)と称し,水田10町を施入し,尼10人を常住させ,毎月8日に「金光明最勝王経」を転読させた。平安末期以降しだいに衰退し,多くは中世に廃絶した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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