国家の間で交換される正式な外交文書の総称。平安時代からこの呼称が用いられ,おもに中国・朝鮮との間でとりかわされた。通常は漢文が用いられ,牒(ちょう)の様式をとる。中世には禅僧が起草にあたった。近代には,元首の署名および国璽(こくじ)の捺印,外務大臣の副署がある文書をいう。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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