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郡奉行(こおりぶぎょう)

江戸時代,諸藩の農政・行政を統轄した役職。家老や勘定奉行の下にいて,宗門改・訴訟・警察・年貢徴収などの仕事を城下にある郡役所で執務する一方,郡内の巡見・巡察などを行った。配下には郷目付(ごうめつけ)・代官・手代(てだい)・同心などがいた。江戸幕府でも郡代や代官頭と同じような職掌としておかれていたが,1668年(寛文8)に廃止された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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