利子生み資本の古典的形態。その存在は貨幣経済の存在とともに古く,基本的に自己資金の貸付であることを特徴とし,したがってその利子は高い。資本主義以前の諸生産様式に外側から寄生し,侵食していくが,新しい生産様式を生みだすことはない。預金を基礎とする銀行(近代的利子生み資本)の発達にともなって活動分野を制約されていくが,小生産者・消費者金融の分野では生き続けている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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