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甲陽軍鑑(こうようぐんかん)

戦国大名武田氏の軍学書。20巻。著者については諸説あるが,山鹿素行の軍学の師小幡景憲(おばたかげのり)とするのが有力。元和年間には成立していたとされる。1656年(明暦2)版が現存最古の版本。武田信玄・勝頼2代の甲州武士の心構え・事績・合戦・軍法・裁判などが記されている。近世に限っても多数の版本・写本があり,武士一般に広く読まれた。「改訂甲陽軍鑑」「古典資料類従」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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