神戸事件(こうべじけん)
開港地神戸での岡山藩兵と外国兵の衝突事件。1868年(明治元)1月11日,三宮神社前を西宮警備に向かう家老日置帯刀(ひきたてわき)以下の岡山藩兵の隊列を横切ったフランス水兵の制止を発端に,藩兵の威嚇発砲に英・仏・米陸戦隊が応戦(死者なし),列国の神戸一時占領を招いた。新政府は事件4日後,外国使臣に王政復古を告げ開国和親を布告。外国側に陳謝と責任者極刑を要求され,日置を謹慎,隊長滝善三郎を切腹させて事件は解決した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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