光武帝(こうぶてい)
生没 前6~後57.2.5 後漢初代の皇帝劉秀(在位25~57)。前漢の高祖劉邦の9世の孫。22年に反王莽(おうもう)の兵を宛(えん)県(現,河南省南陽市)にあげ,即位ののち都を洛陽に定めた。36年までにほぼ全国の群雄を平定,43年には北ベトナムを領有するなど,周辺にも勢力を広げた。44年には三韓が,47年には高句麗が楽浪(らくろう)を通じて内属,49年には南匈奴(きょうど)も臣属した。最晩年の57年には倭の奴国(なこく)も遣使し,光武帝はこれに印綬を与えた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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