721年(養老5)藤原不比等(ふひと)を記念する建築として創建。八角円堂。現在の建築は1180年(治承4)の平家の南都焼打後,1210年(承元4)に再建された。部材の比例が太く力強い奈良時代の伝統的な建築様式を伝える。長押(なげし)の裏側に貫(ぬき)を用いており,和様に大仏様が影響を与えたことがわかる初例。国宝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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