鴻池新田(こうのいけしんでん)
18世紀初頭,河内国若江郡(現,東大阪市)に開発された新田。1704年(宝永元)の大和川の付替えで水量の減少した川床・池床などを開発した新田のうち,大坂の両替商鴻池家が請け負って新開(しんかい)池の池床を開発した。開発にあたり地代金を幕府へ納め,開発費も自費であった。05年開発に着手し,07年に完成。開発面積は約159町歩。開発後は地主となって小作料を徴収した。この経営のため新田内に鴻池新田会所を設けた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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