律令制下において,官人の交替に際しての規定を定めた法令集。「延暦交替式」巻末の奏文によれば,奈良時代にすでに国司の交替に関する勅書・官符・省例・問答などを集めた交替式という私撰の書があったという。官撰のものとしては「延暦交替式」が最初で,以後「貞観交替式」「延喜交替式」が撰定された。延暦の式は国司のみの,貞観・延喜の式は京官・外官の交替に関する法令集となっている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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