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高速道路(こうそくどうろ)

自動車の高速交通に供する道路で,出入制限・立体交差・往復交通の分離を原則とした通過交通のための幹線道路。1940年(昭和15)から内務省土木局が重要道路整備事業調査を実施し,43年に全国自動車国道網計画を策定。東京―神戸間の調査が試みられたが,戦況悪化にともなって中断。51年に東京―神戸間の有料道路調査として再開され,57年には国土開発縦貫自動車道建設法が制定され,65年に名神高速道路,69年に東名高速道路が全線開通。同法は87年に第4次全国総合開発計画による約1万4000kmの高規格幹線道路の整備という提唱をうけて改正され,約3920kmの予定路線が追加された。現在供用中の高速道路は,関越・常磐・中央・中国縦貫・東北縦貫・東関東・北陸・北海道縦貫など。2014年(平成26)4月現在約9268kmを供用。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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