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更新世(こうしんせい)

洪積世・最新世とも。第四紀を二分した前期の地質時代で,約200万年前から完新世の始まる1万年前までの時代。その始まりは,古地磁気編年上のオルドバイイベント(179万~164万年前)をはじめ,氷河,人類,哺乳動物,海生貝化石群,海生動物群集などを基準にさまざまな定義のされ方がある。地磁気が変化した約78万年前と約13万年前の最終間氷期最盛期とを境に,前期・中期・後期に3区分される。氷河時代・人類紀などとよばれ,氷期・間氷期のくり返しと人類の活動に特徴づけられる。考古学上では旧石器時代全体と縄文時代のごく初期に相当する。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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