貢挙(こうきょ)
「ぐこ」とも。秀才・明経(みょうぎょう)・進士(しんし)・明法(みょうぼう)・算・書などの試験の受験者を推薦すること。国学から推薦された者を貢人(くにん),大学から推薦された者を挙人(こにん)といった。大学・国学で学問を修め,学内試験に合格して貢挙された挙人・貢人は,太政官での手続きをへて式部省で試験をうけた。合格すれば出仕を許されて官人になり,不合格の場合は,9年の在学年限内の者は本学に,年限の残っていない者は本貫(ほんがん)に帰された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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