交通秩序を保全し公共の秩序を維持するために,地方公共団体が集会やデモ行進を規制し取り締まる条例。1948年(昭和23)10月大阪市が朝鮮人学校閉鎖問題に端を発したデモの頻発を背景に,占領軍の指示をうけて「行進及び集団示威運動に関する条例」を制定したのが初例。以後同種の条例の制定があいついだが,49年東京都で制定の際,反対する人々が都議会に押しかける事態もあった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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