軍歌(ぐんか)
(1)陸・海軍が士気を鼓舞するために制定した歌。1885年(明治18)陸軍軍楽隊雇教師ルルーが作曲した外山正一(とやままさかず)作詞の「抜刀隊」が第1号。同年陸・海軍は喇叭(ラッパ)吹奏歌を制定。第2次大戦に至るまで「軍艦行進曲」や「愛馬進軍歌」など軍隊でうたわれた歌は多い。(2)軍隊以外で制作された戦意高揚の愛国歌謡。「露営の歌」や「出征兵士を送る歌」などで,レコードやラジオを通じて愛国精神の浸透に大きな役割をはたした。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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