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栗橋関(くりはしのせき)

房川渡(ぼうせんのわたし)中田関とも。江戸幕府が設置した重要な関所の一つ(現,埼玉県久喜市)。日光道中の栗橋―中田宿間の利根川に設けられた房川渡の栗橋宿側にあった。設置年代は不詳だが,徳川家康が関東入国後に関所を配備し,伊奈忠次に管理を命じたと伝えられる。江戸時代には,おもに北関東・東北地方を意識して「入鉄砲に出女」を検閲し,郡代・代官支配のもと関守4人が2人1組で5日交代で管理した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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