久米桂一郎(くめけいいちろう)
生没 1866.8.8~1934.7.27 明治~昭和前期の洋画家。肥前国生れ。はじめ藤雅三(まさぞう)に師事。1886年(明治19)パリに留学,黒田清輝とともにラファエル・コランに学ぶ。93年に帰国し,翌年黒田と天真道場を設け,96年には白馬会を結成。外光派の画風で後進の指導にあたった。裸体画擁護論を展開し,96年東京美術学校に新設された西洋画科では西洋考古学や美術解剖学を教授。後年は制作から離れ,美術教育・美術行政に尽力した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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