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久米邦武(くめくにたけ)

生没 1839.7.11~1931.2.24 明治・大正期の歴史学者。佐賀藩士出身。太政官に出仕し,1871~73年(明治4~6)岩倉遣外使節団に加わり欧米を視察。記録係を務め「特命全権大使米欧回覧実記」を編纂。修史館で広く史料収集にあたり,ついで帝国大学文科大学教授兼編年史編纂掛となり,実証主義史学の発展に貢献。「史学会雑誌」に発表した「神道は祭天の古俗」が神道家の非難を浴び,92年に辞職。のち早稲田大学教授。著書「国史眼」(共著),「古文書学講義」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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