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恭仁京(くにきょう)

奈良時代,聖武天皇によって営まれた都城。山背国相楽郡(現,京都府木津川市加茂町)に所在。京域の復原も行われている。奈良初期から甕原(みかのはら)宮が設けられるなど,木津川に面した景勝地でもあった。740年(天平12)12月,聖武天皇が移って都城としての一応の体制が整った。翌年には鹿背(かせ)山(賀世山)の東西をそれぞれ左右京として官人に宅地を与え,大養徳恭仁大宮(やまとのくにのおおみや)の名が定まったが,744年には難波京への遷都が行われた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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