国木田独歩(くにきだどっぽ)
生没 1871.7.15~1908.6.23 明治期の詩人・小説家。本名哲夫。千葉県出身。東京専門学校中退。青年期に民友社系の文学者と交流。ワーズワースなどイギリス・ロマン主義文学の影響をうけ,1898年(明治31)に発表した「今の武蔵野」(のち「武蔵野」)で新しい自然描写を試みたのち,約10年間にわたって短編小説を発表。文学史では浪漫主義作家にして自然主義の先駆と位置づけられる。代表作「独歩吟」「牛肉と馬鈴薯」「運命論者」「窮死」「竹の木戸」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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