生没年不詳。江戸前期の狩野(かのう)派の画家。狩野探幽(たんゆう)の門人。聖衆来迎寺客殿障壁画(滋賀県)など探幽門下四天王の1人として活躍。のち探幽に破門され,晩年は一時加賀に住した。当時の狩野派が画題・技法ともに形式化していくなかで,「夕顔棚納涼図屏風」(国宝),一連の「四季耕作図屏風」など農民の実生活に即した穏やかな作品を残し,人気が高い。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう
この記事が気に入ったらいいね!しよう