日本史 -く-

熊野詣(くまのもうで)

熊野参りとも。和歌山県の熊野三山に参詣すること，またはその人。平安中期頃から修験者たちが修行地として好んで...

公文銭(くもんせん)

⇒官銭(かんせん) (山川 日本史小辞典（改訂新版）, 2016年, 山川出版社)

蔵物(くらもの)

全国の藩などから大坂・江戸などの蔵屋敷に集まった年貢米をはじめとする諸物資の総称。商人・農民が直接江戸・大...

曲輪(くるわ)

郭とも。堀切や切岸(きりぎし)などの防御施設に守られた城館の削平地。建物が建ち，生活や政治，防戦が行われた...

黒田長政(くろだながまさ)

生没 1568.12.3～1623.8.4 織豊期～江戸初期の大名。孝高(よしたか)の子。松寿・吉兵衛。甲...

郡司(ぐんじ)

律令制下の地方行政区画である郡の官人。大領・少領・主政・主帳の四等官からなり，大領・少領は郡領とも称する。...

軍部大臣現役武官制(ぐんぶだいじんげんえきぶかんせい)

陸海軍大臣の補任資格を現役大将・中将とする制度。1886年(明治19)2月26日制定の陸軍省・海軍省官制に...

空也(くうや)

生没 903～972.9.11 「こうや」とも。弘也・市聖(いちのひじり)・阿弥陀聖とも。平安中期の念仏聖...

草双紙(くさぞうし)

近世中期～明治初期，主として江戸(東京)で行われた，絵を主体とする小説の一様式。赤本，黒本・青本，黄表紙，...

公出挙(くすいこ)

律令制下，雑税として機能した国家による稲の貸借制度。諸国の郡衙に蓄えられた穎稲(えいとう)を，春・夏の2回...