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松方正義(まつかたまさよし)

生没 1835.2.25~1924.7.2 明治・大正期の政治家。鹿児島藩士の出身。公爵。明治維新後,日田県知事・大蔵大輔・内務卿をへて,明治14年の政変により参議兼大蔵卿に就任。1892年(明治25)まで大蔵卿・蔵相として松方財政を展開,日清戦争後も第2次伊藤・第2次松方・第2次山県内閣の蔵相として戦後経営を担当した。その間86年に銀本位制,97年に金本位制を確立するなど財政・金融制度を整備。2度政権を担当し,第1次内閣では激しい選挙干渉などで民党と対立したが,第2次内閣では進歩党と提携,大隈重信を外相として入閣させ松隈(しょうわい)内閣とよばれた。以後も内大臣に就任するなど,元老として活躍。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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