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メートル法(メートルほう)

メートル系統の長さの単位を基本に長さ・面積・体積を表示し,その体積の最大密度の水の重量を基準に重量を表示する度量衡の方式。1791年フランス科学アカデミーが,地球子午線の1象限(しょうげん)の1000万分の1を1mとする方式を決定,バルセロナ―ダンケルク間の三角測量により原器を作成。1875年のメートル条約締結を契機に世界的に普及。日本は1885年(明治18)に加盟したが,度量衡法を制定して尺貫法をとるなど混用が続いた。1951年(昭和26)計量法が制定され,66年以降メートル法にいちおう統一された。現在ではより統一性の高いSI(国際単位系)が採用されている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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