1869年(明治2)10月から70年10月の間に民部省通商司で製造・発行した小額面の政府紙幣。二分・一分・二朱・一朱の4種。当初は発行額と同量の太政官札を回収する予定であったが,廃藩置県のため財政上の不足がはなはだしく,いったん回収した分を再び発行。その後,新紙幣の発行とともに交換され,78年6月までで通用停止となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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