第1次大戦中にアメリカ大統領ウィルソンによって唱えられた理念で,民族はその政治的地位を自由に決定できるというもの。また第2次大戦後,国際連合はその憲章第1条のなかで「人民の同権と自決の原則」を高く掲げている。二つの大戦を通じて,植民地国家の独立という意味での自決権は確立されたが,独立国家内部の体制に反対する他民族の自決権については学説も一致していない。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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