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宮本武蔵(みやもとむさし)

生没 1584~1645.5.19 江戸初期の剣術家。二天一流の祖。生国は美作・播磨国説などある。名字は「新免」も用いた。実像の詳細は不明だが,13~29歳に60度余の他流試合を行い,1度も負けなかったという。佐々木小次郎との巌流(がんりゅう)島の決闘後,剣理の追究に努め,1640年(寛永17)から熊本藩主細川忠利の客分となり,「五輪書」を書きあげた。書・画などにも才能を発揮した。江戸時代から歌舞伎「敵討巌流島」や浄瑠璃などにとりあげられ,吉川英治著「宮本武蔵」は青年剣豪の武蔵像を一般に定着させた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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