1. 用語
  2. 日本史 -み-
  3. 都名所図会(みやこめいしょずえ)

都名所図会(みやこめいしょずえ)

京都の地誌。6巻。1780年(安永9)刊。秋里籬島(りとう)著,竹原信繁画。巻1・2は内裏と洛中,巻3~6はそれぞれ洛外を東西南北にわけ,寺社の由緒・名所旧跡・伝説・風俗・年中行事を紹介している。本書は筆者と絵師の実地調査による252図の写実的な挿絵を織りこんでおり,従来の名所案内記とは異なる「図会」と称する地誌の形態を創出した。これ以後同様な地誌が続出し,後世に与えた影響は大きい。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう