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源頼光(みなもとのよりみつ)

生没 948~1021.7.19 平安中期の武将。摂津源氏の祖。満仲の長男。母は源俊(すぐる)の女。父同様摂関家に接近し,備前・但馬・美濃などの国司を歴任。莫大な財力で摂関家に奉仕し,1018年(寛仁2)藤原道長の土御門殿(つちみかどどの)の新造に際しては,家具・調度いっさいを献上し世人を驚かした。21年(治安元)摂津守に任じられ,同国に勢力をかためた。郎党の渡辺綱ら四天王を率いて大江山の酒呑(しゅてん)童子を退治した逸話は有名。文武にすぐれた人物として「今昔物語集」にも登場する。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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