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源頼政(みなもとのよりまさ)

生没 1104~80.5.26 平安末期の武将。仲政の長男。母は藤原友実の女。源三位(げんざんみ)頼政・源三位入道と称する。摂津源氏の流れをくみ,摂津国渡辺(現,大阪市中央区)を本拠とした。白河院判官代となり,1136年(保延2)従五位下,蔵人。55年(久寿2)兵庫頭。保元の乱には後白河天皇側に加わる。平治の乱でははじめ源義朝にくみしたが,離反して平清盛についた。清盛の厚い信頼もあり,66年(仁安元)正五位下に叙されたあと昇進を続け,78年(治承2)従三位。80年には以仁王(もちひとおう)を奉じて反平氏の兵を挙げたが失敗し,宇治で敗死。弓の名手,歌人としても有名。「新古今集」に入集,私家集「源三位頼政集」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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