源融(みなもとのとおる)
生没 822~895.8.25 河原左大臣とも。平安初期の公卿。嵯峨天皇皇子。母は大原全子。仁明(にんみょう)天皇の養子となった。源朝臣を賜り臣籍降下。838年(承和5)元服し正四位下。856年(斉衡3)参議。時に従三位。864年(貞観6)中納言。870年大納言。872年左大臣。888年(仁和4)阿衡(あこう)の紛議を判じた。895年(寛平7)正一位追贈。「大鏡」に陽成天皇の譲位に際し,皇位を望んだとみえる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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