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源親行(みなもとのちかゆき)

生没年不詳。鎌倉前・中期の歌人・源氏学者。法名覚因。父は光行。1205年(元久2)左馬允に任じられ,以後式部大夫・河内守などを歴任。鎌倉に住み源実朝以下3代の和歌奉行を勤めた。「万葉集」「古今集」などの校合(きょうごう)を行う一方,父の業を継ぎ55年(建長7)「源氏物語」本文校訂を河内本として完成。父の稿本をもとに「水原抄」をまとめ,さらに河内家流秘説集の「原中最秘抄」(子の聖覚,孫の行阿が加筆)をなした。「新続古今集」以下に入集。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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