1. 用語
  2. 日本史 -み-
  3. 源実朝(みなもとのさねとも)

源実朝(みなもとのさねとも)

生没 1192.8.9~1219.1.27 鎌倉幕府3代将軍(在職1203.9.7~19.1.27)。父は初代将軍頼朝。母は北条政子。幼名千幡(せんまん)。1203年(建仁3)兄で2代将軍の頼家が幽閉されたあとをうけ,3代将軍となる。北条氏に掣肘されて政治の実権はもてなかったとされるが,政所(まんどころ)を中心として将軍権力の拡大に努めた。京都の文化に強い関心をもち,和歌や蹴鞠に親しんだ。和歌を通じて藤原定家とも親交があり,家集に「金槐和歌集」がある。16年(建保4)宋へ渡ることを思いたち,大船の建造を命じるが,翌年完成した船は浮かばず,失敗に終わる。19年(承久元)鎌倉鶴岡八幡宮での右大臣拝賀の儀式のとき,甥の公暁(くぎょう)に暗殺された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう