ミッション・スクール
キリスト教団,とくに伝道教会(mission)が布教のため設立した学校。一般的には教会やその信者が信仰にもとづいて教育を行う学校をいう。幕末期,アメリカ人を中心とするプロテスタント宣教師によって布教のための私塾として設けられたのが始まり。明治10年代の欧化思潮の隆盛によって著しく増加し,女子教育や英語教育などに先駆的な役割をはたした。明治20年代以降,「教育と宗教の衝突」論争や1899年(明治32)の文部省訓令による教育と宗教の分離令などによる干渉,第2次大戦中の苦難をへて戦後に至る。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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