井上正鉄(まさかね)を開祖とする新興宗教。神道十三派の一つ。井上は白川家に入門し,神道の布教を行ったが,1843年(天保14)新義異流として三宅島に配流され,弟子が布教を行った。そのため布教内容は統一されず,72年(明治5)吐菩加美(とほかみ)講が結成されたが,翌年2派に分裂。1派は神道大成教と結び,1派は94年に坂田安治を初代管長として一派独立をはたしたものの,その後神道禊教や禊教真派に再びわかれた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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