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水呑(みずのみ)

土地を所持しない無高の百姓。高の有無によって百姓の階層を区分した17世紀後半以降一般化した呼称で,高持百姓に対する語。他人の田畑を小作したり,農間稼によって生計をたてた。高掛りの年貢・諸役や村役を負担しないため,村の正式な構成員とは認められなかった。転じて貧しい農民という意味にも用いられ,かじけ百姓ともいった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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