もんぺ
股引(ももひき)や山袴(やまばかま)の一種。本来は,山袴のうちでも股下の裾にまで達する大きな三角形の襠(まち)をもつものを東北地方でモンペ・モンペイなどとよんでいたが,長着の上に着用できるところから,第2次大戦中に女子の標準服に制定され,全国各地に普及して山袴の代名詞のようになった。のちに胴回りと裾にゴムを通し股下に方形の襠をいれたズボンに近い改良形が現れ,短い上衣とくみあわせる着方とともに,女子の仕事着・日常着として定着。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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