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守田座(もりたざ)

江戸の歌舞伎劇場。1725年(享保10)の書上(かきあげ)によると,1660年(万治3)森田太郎兵衛が木挽(こびき)町に創設,のち経営に参画していた坂東又九郎の次男を養子として森田勘弥と改めたと伝える。「松平大和守日記」では1669年(寛文9)に勘弥座の記録が初出。元禄期以後森田勘弥名義で興行権を継承。1735年(享保20)以降たびたび休座し,河原崎座がかわった。1856年(安政3)4世坂東三津五郎(11世森田勘弥)が森田座を再興。58年7月に座名の「森」を改め守田座と称した。72年(明治5)12世守田勘弥が新富町へ移転,75年に新富座と改称,95年守田家と縁が切れた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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