合物とも。人々が左右にわかれて競いあい勝ち負けを決める遊びの総称。範囲は広く,平安時代以降には鳥合の闘鶏,犬合の闘犬のほか,公家や僧侶の日記に草合・根合・花合・扇合・鶯合・虫合・絵合・歌合・薫物合(たきものあわせ)などがみえ,多種多様な遊びとして各階層に好まれた。また貝合から百人一首になり,物合の発想は花札などかるた類に同じ種類をあわせる方法としてとりいれられた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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