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木食応其(もくじきおうご)

生没 1536~1608.10.1 興山上人とも。織豊期の真言宗の僧。字は深覚。近江国生れ。もと武士で38歳で高野山に遁世,宝性院政遍から受戒。入山の折,十穀を断つ木食の修行を発願(ほつがん)。1585年(天正13)豊臣秀吉の高野山攻めに際し,和平の議に臨む。のち秀吉は高野山に金堂・大塔を建立し,応其のために高野山の再興にあたった。応其も秀吉の方広寺造営に協力し,87年の島津氏との和睦の折衝にも努めた。晩年,近江国飯道寺に隠遁。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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