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毛利敬親(もうりたかちか)

生没 1819.2.10~71.3.28 幕末期の大名。長門国萩藩主。父は11代斉元。1837年(天保8)12代斉広の養子となり,家督相続。村田清風を登用して,天保改革を推進させたが,のち坪井九右衛門を登用。両派の交替のなかで藩政を運営。61年(文久元)長井雅楽(うた)の航海遠略策を採用。公武合体を推進するが,松下村塾出身者の発言が強まり尊王攘夷論に転換。63年山口に藩庁を移した。同年8月18日の政変,禁門の変,四国連合艦隊の下関砲撃,長州戦争などの難局を適切な人材の登用で切り抜け,明治維新に一定の役割をはたす。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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