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紫式部日記(むらさきしきぶにっき)

平安時代の日記文学。紫式部作。1008年(寛弘5)の敦成(あつひら)親王誕生記録,09年と10年の正月行事記録,および書簡体による他者への批評と内面告白,三つの断簡からなる。「源氏物語」の作者の精神構造を知るうえで,また藤原道長などの人物像や行事・服飾の記録として貴重。「日本古典文学全集」「新潮日本古典集成」所収。注釈に「紫式部日記全注釈」がある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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