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無住(むじゅう)

生没 1226.12.28~1312.10.10 鎌倉中・後期の僧侶。梶原氏,俗名不明。諱は道暁(どうぎょう)。号は一円房。諡号大円国師で,1546年(天文15)に勅諡(ちょくし)。鎌倉生れ。18歳で常陸国法音寺で出家。以後関東・大和諸寺で諸宗を兼修。1262年(弘長2)尾張国長母(ちょうぼ)寺(現,名古屋市東区)に住み,80歳で寺内桃尾軒に隠居した。和歌即陀羅尼論の提唱者,話芸の祖。事績は著作中の述懐記事や「無住国師行状」などの伝記,高僧伝が伝える。編著書「沙石集(しゃせきしゅう)」「聖財集(しょうざいしゅう)」「妻鏡」「雑談集(ぞうたんしゅう)」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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