火野葦平(あしへい)の中編小説。1938年(昭和13)「改造」8月号に発表。同年9月改造社より刊行。「徐州会戦従軍記」と副題にもあるとおり,日中戦争で苦戦した徐州作戦に軍の報道班員として従軍した筆者が,その見聞を実感をこめて描いたもので,華々しい世評をうけ,発行部数も120万部に達した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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