もともとは古代中国の中華思想にもとづく南方の異民族の呼称。日本の古代~中世でも同様の意味から,東南アジアやインドからの渡来人をさした。16~17世紀には来航したポルトガル・スペイン両国民をさした。これらヨーロッパ人がマカオ,ルソンなど東南アジアを経由して渡来したことに由来する。ついで来航したイギリス・オランダ両国民に対しては,紅毛(こうもう)人の呼称を用いて区別した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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