1. 用語
  2. 日本史 -な-
  3. 南都北嶺(なんとほくれい)

南都北嶺(なんとほくれい)

南都北京・南北とも。奈良の諸宗諸寺と延暦寺の総称。とくに興福寺と延暦寺をさす。最澄以来,南都は平安京の南にある奈良の仏教勢力を,北嶺は平安京の北の比叡山にある延暦寺をさしたが,10世紀後半からこのうち興福寺と延暦寺が強大な僧兵を擁して強訴(ごうそ)や闘争をくり返したため,とくに両寺をさす語ともなった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう